最後の仕上げ

だんだんと寒さが増してくる今日この頃、寒~い冬が近づいてきてますね。
こんにちは。寒い冬はイヤだと言いながら、「キャンプに行きた~い!」と…
ちょっと矛盾しているリオホームの川﨑です(笑)
さて、今日は“左官さん”の話です。
左官は大工より偉い?
諸説ありますが、左官の歴史は大工より古いそうで、天皇の左側にいたから左官という説も。
宮廷や神社仏閣を造るために、国をつくる仕事として働いていたのが始まりだそうで。
その左官からの分業として始まったのが大工。
今では、どちらが偉いの?と言うと・・・もちろん、どちらも素晴らしい職業ですよね。
でも、大昔は相当の格差があったのかもしれませんね。
簡単そうで、大変な仕事?
リオホームでは、内装の壁の大部分が左官さんの“塗り壁”で仕上げています。
やってみようと思えば、時間はかかりますが素人さんにもできなこともありません。
でも、肝心なのは下処理!
下地の石膏ボードの継ぎ目に、ファイバーテープを貼りパテで埋めていきます。
そして、壁を塗った後にムラが出ないように表面をペーパーで丁寧に擦りあげます。
塗らない部分と境目に養生テープを貼って、それからいよいよ壁塗りとなるわけです。
見える仕事?
室内工事の最後の仕上げ!左官の仕事は見える仕事!
主に大工は見えない部分、完成すれば隠れてしまうところを造ります。
だから、後からの不具合がないようにしっかりとつくるわけですが…
左官の塗り壁は、いつも見える所なのですから、けっこう気を使ってやってます、
それに左官一人ひとりには手の動きに違いがあり、まったく同じパターンにならないのです。
見える仕事のうえ個人で違うパターン付けのクセ、いつも左官は自分が塗った壁をお施主様が気にいってくれるかどうか?…気になりながら壁を塗っています。
左官職人減少化?
左官さん…少ないです!どんどん減っていく職人の世界、とくに左官は高齢化でやめていく人が多く、なり手はほとんどいない!20代の左官なんて県内に数えるほど。
こんな貴重な職人技!いつまでも大切にしていきたいと思います。
もともと大工職人ですが、左官さんに憧れるリオホームの川﨑でした。
それでは、また…